両立できると思っていた自分が、一番甘かった
子どもが生まれる前の私は、
「大変なのは最初だけ」「仕事も家庭も、工夫すれば何とかなる」そんなふうに考えていました。
もちろん覚悟はしていたつもりでした。
夜泣きがあること、生活リズムが変わること、自由な時間が減ること。頭では理解していました。。。
けれど実際にパパになってみて分かったのは、仕事と家庭の両立は、想像していた“大変さ”とはまったく質が違うということでした。
時間が足りないだけではありません。
気持ちの切り替えができない。
どちらにも100%向き合えていない感覚が残る。
そして、その状態が「毎日続く」ことのしんどさ。
この記事では、私自身がパパになってから
「仕事と家庭の両立はこんなにも難しいのか」と感じた瞬間を、できるだけ具体的に、正直に書いていきます。
※本記事は筆者の実体験に基づく内容であり、すべての方に当てはまるものではありません。
両立が難しいと感じた瞬間①|仕事中でも家庭のことが頭を離れなくなった
パパになる前の私は、仕事中は仕事に集中するタイプでした。
会議中は会議、作業中は作業。
オンとオフの切り替えは、比較的うまくできていたと思います。
しかし子どもが生まれてから、その感覚は大きく変わりました。
仕事中でも、ふとした瞬間に家庭のことが頭に浮かびます。
- 今ごろちゃんとミルクを飲めているだろうか
- 泣いていないだろうか
- パートナーは一人で抱え込んでいないだろうか
これまでなら気にもしなかった時間帯でも、
「今、家では何が起きているだろう」と考えるようになりました。
これは決して仕事を軽んじているからではありません。
むしろその逆で、仕事も家庭も同じくらい大切になったからこそ、頭の中で常に両方を抱えてしまう状態になっていたのだと思います。
結果として、
「集中できていない自分」
「以前ほど成果を出せていない気がする自分」に対する焦りが生まれ、さらに疲れていく。
そんな悪循環を感じるようになりました。

両立が難しいと感じた瞬間②|仕事の予定と家庭の予定が真正面からぶつかったとき
仕事と家庭の両立で、最も現実的にしんどさを感じたのが予定がぶつかる瞬間でした。
たとえば、
- 外せない会議がある日に、子どもが体調を崩す
- 仕事の繁忙期と家庭の行事が重なる
- 急なトラブル対応で帰宅が遅くなる
こうした場面では、どちらを選んでも後悔が残ります。
仕事を優先すれば、
「パートナーに負担をかけてしまった」
「家族を後回しにしてしまった」
という気持ちが残る。
家庭を優先すれば、
「仕事に迷惑をかけてしまった」
「評価を下げているかもしれない」
という不安がつきまとう。
この状態が一度きりなら、まだ耐えられます。
しかし実際には、何度も繰り返し起こるのが現実です。
そのたびに判断を迫られ、そのたびに自分を責める。
これが積み重なると、精神的な消耗はかなり大きくなります。
両立が難しいと感じた瞬間③|「自分の時間」が消えていく感覚
パパになってから、最も大きく変わったのは自分のためだけの時間がほとんどなくなったことでした。
仕事が終われば育児と家事。
子どもが寝た後は、翌日の準備や残ったタスク。
ようやく一息つけると思った頃には、もう寝る時間。
以前は当たり前だった、
- 一人でぼんやり考える時間
- 何もせず休む時間
- 好きなことに没頭する時間
こうした時間が、少しずつ、確実に減っていきました。
この「回復する時間の不足」は、
仕事と家庭の両立を難しくしている大きな要因だと感じています。
疲れが取れないまま次の日を迎える。
余裕がない状態で判断をする。
結果として、仕事でも家庭でもうまくいかない感覚が残る。
両立の難しさは、単に忙しいからではなく、
立て直す時間がないことにもあるのだと気づきました。

両立が難しいと感じた瞬間④|どちらにも「ちゃんと向き合えていない」感覚
仕事でも家庭でも、
「以前の自分なら、もっとできていたはず」
そんな思いが頭をよぎることが増えました。
- 仕事のパフォーマンスが落ちている気がする
- 家事や育児が雑になっている気がする
- どちらにも全力を出せていない感覚がある
実際の評価や結果とは別に、
自分自身が納得できていない状態が続くと、心はかなり疲れます。
周囲から見れば問題なくこなしているように見えても、自分の中では「不十分」に感じてしまう。
このギャップが、じわじわと自己肯定感を削っていきました。
気づいたこと|両立が難しいのは「自分がダメだから」ではない
こうした経験を重ねる中で、少しずつ考え方が変わっていきました。
仕事と家庭の両立が難しいのは、自分の能力や努力が足りないからではないということです。
仕事の責任は増え、家庭での役割も増え、
それを「今までと同じ感覚」でこなそうとしていた。
そもそも前提が間違っていたのだと思います。
- すべてを完璧にやろうとしない
- できない日があっても自分を責めすぎない
- 状況に応じて優先順位を変える
こうした考え方に切り替えることで、少しずつ気持ちが楽になっていきました。
今も続く試行錯誤|両立に明確な正解はない
正直に言うと、今も仕事と家庭の両立が「うまくできている」とは言えません。
うまく回る日もあれば、反省ばかりの日もあります。
ただ一つ言えるのは、
悩みながら向き合っていること自体が、両立への一歩だということです。
完璧な答えを探すより、
その都度立ち止まり、調整し続ける。
それが現実的な向き合い方なのだと、今は感じています。
内閣府が運営している男性の家事・子育て促進のためのページをご紹介します。こちらも参考にしてみてください。

よくある質問(FAQ)
Q. パパになってから、仕事と家庭の両立が急に難しく感じるのは普通ですか?
A.はい、とても自然なことだと思います。
仕事の責任に加えて、家庭での役割や気にかける対象が一気に増えるため、頭と心の負荷が大きくなります。「自分だけがうまくできていない」と感じがちですが、多くのパパが同じ壁にぶつかっています。
Q. 仕事中に家庭のことが気になって集中できません。どうすればいいですか?
A.完全に切り替えるのは難しいですが、「気になるのは家族を大切に思っている証拠」と捉えるだけでも気持ちは少し楽になります。
家庭の状況を共有できる環境を作ったり、連絡のルールを決めたりすることで、不安を減らす工夫はできます。
Q. 仕事を優先すると家族に申し訳なく、家庭を優先すると仕事に不安を感じます
A.多くのパパが感じる葛藤です。
どちらかを完璧に守ろうとすると苦しくなるため、「今はどちらを優先する時期か」を都度判断する考え方がおすすめです。常にバランスが取れている必要はありません。
Q. 両立ができていない自分に落ち込むことがあります
A.それは能力不足ではなく、役割が増えた結果です。
仕事と家庭の両方を大切にしようとしているからこそ生まれる感情なので、必要以上に自分を責める必要はありません。できていない部分より、続けている努力に目を向けることも大切です。
Q. パパになってから自分の時間がほとんどありません
A.多くのパパが直面する現実です。
まとまった時間を確保するのが難しい場合でも、短時間でも「何もしない時間」や「気持ちを切り替える時間」を意識的に作ることで、心の余裕が変わってきます。
Q. 仕事のパフォーマンスが落ちたように感じて不安です
A.実際に落ちているというより、以前と同じ基準で自分を評価しているケースが多いです。
限られた時間の中で働くようになると、成果の出し方や評価軸も変わっていきます。働き方が変わる過程として受け止めることが大切です。
Q. 両立がうまくいっているパパは本当にいるのでしょうか?
A.「常にうまくいっている」人はほとんどいないと思います。
うまく回る時期と、そうでない時期を行き来しながら調整しているのが現実です。SNSなどで見える姿だけを基準にしすぎないことも大切です。
Q. これからパパになる人に、仕事面で伝えたいことは?
A.最初からうまくやろうとしなくて大丈夫、ということです。
悩みながら、失敗しながら、自分なりのバランスを作っていくものなので、「戸惑う自分」を前提にスタートして問題ありません。
Q. 仕事と家庭の両立に正解はありますか?
A.明確な正解はありません。
家庭の状況、仕事の内容、パートナーとの関係によって最適解は変わります。その都度見直しながら続けていくことが、現実的な向き合い方だと思います。
まとめ|両立が難しいと感じるのは、家族と仕事を大切にしている証拠
仕事と家庭の両立が難しいと感じる瞬間は、これからも何度も訪れると思います。
でもその背景には、
「どちらも大切にしたい」という気持ちがあります。
うまくできない日があってもいい。
思うようにいかない日があってもいい。
少しずつ、自分なりのバランスを探していけばいい。
このブログでは、そんな試行錯誤の過程を、これからも正直に発信していきます。
このブログでは、
仕事・家事・育児に悩みながら向き合ってきたパパとしての実体験を中心に発信しています。
- パパになって変わった仕事への向き合い方
- 在宅ワークと育児のリアル
- メンタル面でつまずいたときの考え方
同じように悩んでいる方の、「自分だけじゃない」と思えるきっかけになれたら嬉しいです。
ぜひ他の記事ものぞいてみてください。



コメント