パパ育休の準備・手続きガイド|決めたはいいけど何をすればいい?実体験ベースで解説

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ikukyu-guide 育休のリアル

「育休を取ることは決めた。でも、何から準備すればいいんだろう?」

そう感じているパパに向けて書いた記事です。

私自身、2人目の出産を機に約2ヶ月の育休を取得しましたが、「決断する」と「準備する」は全く別の話でした。

会社への伝え方、手続きの流れ、お金の準備——知らないまま育休に入ると、余計なストレスを抱えることになります。

この記事では、実際に経験した社内調整の流れから、給付金・社会保険の手続き、家庭内の準備まで、育休前にやっておくべきことを具体的にまとめます。


shiiimo
この記事を書いた人

三児の父でITコンサルタントとして働きながら育児ブログを運営しているshiiimoです!二人目/三人目の出産で育休を取得し、家事分担や父親として向き合う大切さを実感しました。日々家事/育児に奮闘中です。忙しい仕事と育児を両立する中で得た学びや悩みをリアルに発信し、同じように悩むパパの支えになる情報を届けたいと考えています!

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まず知っておきたい「育休は休みではない」という前提

準備の話に入る前に、一つだけ伝えておきたいことがあります。

育休は「休暇」ではありません。

仕事からは一時的に離れますが、生活の軸が仕事から育児へと丸ごと切り替わる期間です。朝起きる時間、食事のタイミング、外出できるかどうか、すべてが子ども中心になります。

特に感じたのは、育児には仕事のような「達成感の見えやすさ」がないという点です。

夜に子どもを寝かしつけた後、「今日は何をしたんだろう」と虚しさを感じる日もありました。1日中動いているのに、疲れているのに、「休めた感じ」がしない。

大変なのが前提、この認識を持って準備することが、育休中の気持ちの折れ方を大きく変えます。


【社内調整】会社への申請はこう進めた

育休準備の中で、最も早く動くべきなのが社内調整です。私が実際に経験した流れを紹介します。

実際の社内調整の流れ

私はITコンサルタントとしてクライアントワークを担当しているため、調整に時間がかかりました。大まかな流れはこうです。

  1. 直属のリーダーへ相談 まず一番近い上司に育休取得の意向を伝えます。ここで反応を確認しつつ、スケジュール感を共有します。
  2. アカウント統括へ相談 クライアント案件を管理する統括層への報告。「いつから不在になるか」「誰に引き継ぐか」の方針を決める段階です。
  3. 離任までのスケジュール調整 育休開始日から逆算して、引き継ぎ完了のタイムラインを設定します。
  4. 復帰後のアカウントをどうするか調整 育休後に現在の担当に戻るかどうかを確認。育休中に案件がどう動くかによって変わります。
  5. 人事との社内手続き 育休申請書類の提出、復帰予定日の確認など。会社ごとに様式が異なるので、人事・総務に確認を。
  6. 引き継ぎ内容の確認・実施 担当業務のドキュメント化、引き継ぎ先との打ち合わせ。属人化している業務は特に早めに整理します。

社内申請で意識したこと

早めに動くほど調整しやすい

法律上は育休開始の1ヶ月前までに申請すれば問題ありませんが、実務上は2〜3ヶ月前から動き始めるのが理想です。妊娠が安定した段階で、まず上司に意向を伝えるだけでも全然違います。

「取ります」だけでなくスケジュール案を出す

「育休を取りたい」と伝えるだけでなく、「いつから・どれくらいの期間・引き継ぎはこう進める」という案を一緒に出すと、職場の受け取り方が変わります。会社側が「どう対応すればいいか」をイメージしやすくなるためです。

二人目でも同じように準備する

制度上は一人目・二人目で違いはありませんが、「また取るの?」という空気を感じる職場もあります。準備と説明をしっかりすることで印象は大きく変わります。


【お金の準備】給付金の仕組みと家計シミュレーション

育休準備の中で、最も「知っておけばよかった」と感じたのがお金の話です。

育児休業給付金の基本

育休中は雇用保険から育児休業給付金が支給されます。

  • 育休開始〜6ヶ月:賃金の67%(手取りの約8割相当)
  • 6ヶ月以降:賃金の50%(手取りの約6割相当)

金額だけ見ると「思ったより出る」と感じるかもしれません。ただし、大きな落とし穴があります。

給付金は「すぐに振り込まれない」

育児休業給付金は、約2ヶ月ごとにまとめて後払いされます。

私の場合、5月末に育休を開始しましたが、最初の振り込みは8月頃になる見込みです。つまり育休開始から約2〜3ヶ月間は実質無収入の状態が続きます。

実際の家計対応

この期間をどう乗り切ったかというと、

  • 貯金の切り崩し(メインの対応)
  • 投資資産の一部売却
  • 子ども名義の口座も含めた現金のかき集め(給付金が入ったら戻す予定)

産後は医療費・ベビー用品・外食の増加など不意の出費が重なります。「給付金があるから大丈夫」と思っていると、最初の数ヶ月で想定外の現金不足に陥ります。

育休前にやっておくべき家計準備

やること タイミング
毎月の固定費を把握・見直す 育休3ヶ月前
最低3ヶ月分の生活費を現金確保 育休3ヶ月前
ふるさと納税を活用する 育休前年度中(育休中は収入が減るため控除額が下がる)
クレジットカードの引き落とし日を確認 育休1ヶ月前
給付金の初回振り込み時期をシミュレーション 育休1ヶ月前

お金の不安は、育児のしんどさを何倍にも増幅させます。準備は「安心材料を作ること」だと思って取り組んでください。


【手続き】社会保険料の免除など押さえておくべきポイント

育休中は社会保険料(健康保険・厚生年金)が免除されます。これは意外と大きなメリットです。

社会保険料免除の概要

  • 対象:育休期間中(月をまたぐ場合など条件あり)
  • 手続き:基本的に会社(人事・総務)が行う
  • 効果:手取りは減っても、年金の記録上は支払ったのと同等に扱われる

私の場合は会社が手続きをしてくれましたが、自分で申請が必要なケースもあるため、事前に人事・総務に確認しておきましょう。

その他確認しておくべき手続き

  • 育休申請書類の提出(会社ごとに様式が異なる)
  • 育児休業給付金の申請(会社経由でハローワークへ)
  • 出生届・児童手当の申請(市区町村役場)
  • 医療保険の扶養追加(赤ちゃんを扶養に入れる手続き)

手続きが多く感じますが、すべてを完璧に理解する必要はありません。

「何があるかをざっくり知っておく」「わからないことを聞ける状態にしておく」——この2点だけで、育休中の混乱はかなり防げます。

制度の詳細は厚生労働省の育児・介護休業制度ページが参考になります。


【家庭内準備】育休前に夫婦で話し合っておくこと

育休準備の中で、実は一番重要だったのが夫婦間の認識合わせです。

私自身、「自分なりに頑張っているつもり」と思っていた時期がありました。でも妻から見れば、期待していた役割とは違っていた部分があり、お互いにストレスを溜め込んでしまいました。

話し合いが足りないまま育休に入ると、必ずどこかでズレが生まれます。

育休前に話し合っておくべきこと

役割分担の確認

  • 朝は誰が何をするか
  • 保育園・幼稚園の送迎はどちらが担当するか
  • 平日の家事はどこまでパパが担うか

「どこまでやれば十分か」の基準 完璧を目指すと必ず折れます。「70点でOK」という共通認識を作っておくだけで、育休中の気持ちが全然違います。

お互いが一番不安なこと 育休中に何が不安か、何をしてほしいか——正解を決める必要はなく、「どう感じているかを共有する」ことが大切です。


【メンタル準備】しんどくなることを知っておく

育休中に一番しんどかったのは、家事でも育児でもなく、気持ちの部分でした。

平日の昼間、子どもと過ごす時間が続くと、社会から切り離されたような感覚になります。誰とも会話しない日がある、仕事をしていない自分に焦りを感じる。特に男性は育休経験者が周囲に少なく、相談相手が見つかりにくいのが現実です。

私はSNSで同じ立場のパパの発信を見たり、短時間でも誰かと連絡を取ることで気持ちを保っていました。「同じように悩んでいる人がいる」とわかるだけで、心はかなり軽くなります。

育休中に気持ちが落ち込むのは、決して珍しいことではありません。

それだけ環境が大きく変わっているという証拠です。しんどくなることを事前に知っておくだけで、いざそうなったときの受け止め方が変わります。


よくある質問(FAQ)

育休準備についてよくある質問をまとめます。

Q. 会社への申請はいつまでにすればいいですか?

法律上は育休開始の1ヶ月前までですが、実務上は2〜3ヶ月前から動き始めるのが理想です。クライアントワークや引き継ぎが必要な職種は特に早めの相談を推奨します。

Q. 育休給付金はいくらもらえますか?

育休開始から6ヶ月は賃金の67%(手取りの約8割相当)、その後は50%(約6割相当)が支給されます。ただし2ヶ月ごとの後払いのため、育休開始直後は収入ゼロの状態が続く点に注意が必要です。

Q. 社会保険料の手続きは自分でやる必要がありますか?

多くの場合は会社(人事・総務)が手続きをしてくれます。ただし会社によって異なるため、事前に確認しておくのが安心です。

Q. 育休中の生活費はどう準備すればいいですか?

最低3ヶ月分の生活費を現金で確保しておくことを強くおすすめします。産後は不意の出費がかさみ、給付金の振り込みまでに時間がかかるため、手元の現金が想定以上に減ります。

Q. 育休後、仕事復帰はスムーズにできますか?

最初は感覚が戻らず戸惑うこともありますが、徐々に慣れていきます。育休で身につく時間管理力や優先順位付けが、復帰後の仕事に活きる場面も多くあります。育休はキャリアを止めるものではなく、人生全体の視点を広げてくれる期間だと感じています。

Q. 二人目でも育休は取りにくくなりますか?

制度上は一人目・二人目で違いはありません。職場によっては空気を感じることもありますが、取得理由・期間・引き継ぎ計画を具体的に示すことで印象は大きく変わります。


まとめ

育休の準備は「完璧にやること」が目的ではありません。

「知らないまま入る」より「少し知った状態で入る」それだけで育休中の安心感は段違いに変わります。

社内調整は早めに動く、お金は3ヶ月分の現金を確保する、夫婦で役割を話し合っておく。この3つだけでも、育休のスタートが大きく変わります。

育休は大変な期間です。でも、それ以上に得られるものがある期間でもあります。準備を整えて、家族と向き合う時間を存分に使ってください。


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