「家にいられていいね」「移動がないから余裕あるでしょ」
在宅ワークをしながら育児をしていると、こう思われることが多いです。
でも実際は、朝から夜まで気を張り続け、仕事と育児の切り替えもできず、家事は常に目に入り、気づけば誰とも話していない。そんな毎日を過ごしているパパは少なくないはずです。
私自身、妻がフル出社・私がリモートワークという状況で、イライラを子どもにぶつけてしまったり、外に出る機会が少なくて気持ちが晴れない日が続いたりと、メンタル的にしんどい時期がありました。
この記事では、そんなリアルな経験をもとに、在宅パパが心をすり減らさず毎日を過ごすためのメンタルケアの習慣をまとめます。「今日からできること」ばかりなので、気楽に読んでください。
在宅パパが抱えやすい「見えないストレス」
在宅パパのストレスは、外から見えにくいのが特徴です。大きく4つに分類できます。
仕事に集中しきれない不安 子どもの声が耳に入る、会議中に中断が入りそうで怖い、「仕事の成果を出せているか」が常に不安。誰にも見られていない環境は安心でもあり、じわじわとプレッシャーになります。
家事と育児が”常にそこにある”プレッシャー 通勤があれば物理的に切り替えられますが、在宅だとそうはいきません。散らかった部屋、溜まった洗濯物、「あれもやらなきゃ」という思考。脳がずっとオンのままになります。
誰にも見えない孤独 仕事はリモート、家事も育児も家の中、外に出る機会も少ない。唯一話す相手が妻だけ、という日もあります。「自分だけうまくできていない」と感じやすくなるのはこの孤独感が原因のことが多いです。
役割の多さによる疲れ 在宅パパには役割が多すぎます。家事の担当・育児の担当・仕事の責任・妻のサポート・子どもの遊び相手。気づけば、どの役割も「完璧にやろう」としてしまいます。
私が実際に経験したしんどさ
私がどんな状況でしんどかったかを正直に書きます。
妻に弱音を言えなかった 妻もフルタイムで仕事をしていて、帰宅後も疲れているのがわかります。「自分の方が大変」という競い合いになるのが嫌で、しんどくても「大丈夫」と言い続けていました。結果的に、それが蓄積していきました。
イライラが子どもに向いてしまった 仕事が詰まっているときに子どもが駄々をこねると、必要以上に強い声を出してしまうことがありました。後から「なんであんな言い方をしたんだろう」と自己嫌悪になる。この繰り返しが一番しんどかったです。
外に出ないと、気持ちが晴れない 在宅勤務は移動がなく、育児中は子連れ外出もひひと苦労です。気づくと何日も「家の中だけ」という日が続き、閉塞感が積み重なっていきました。外の空気を吸うだけで気持ちが全然違うと気づいたのは、しばらくしてからのことです。
今日からできるメンタルケアの習慣
私が実際に続けていることをベースに紹介します。
朝の自分時間を5分だけつくる
子どもが起きる前の5分、あるいは家族が寝静まった後の5分。「自分だけの静かな時間」があるかどうかで、1日のスタートが変わります。
特別なことをしなくていいです。白湯を飲む、外の空気を吸う、軽くストレッチするなど、体にスイッチを入れると、心も自然に整います。
スキマ時間に体を動かす
私がメンタル管理で一番効果を感じているのが筋トレです。まとまった時間が取れなくても、子どものお昼寝中や仕事の休憩時間に10〜15分だけ体を動かすだけで、気持ちの切り替えができます。
運動はストレスホルモンを減らし、気分を上げる効果があることは科学的にも示されています。ジムに行かなくていいです。自宅でスクワット・腕立て・体幹トレーニングで十分です。
寝る前の瞑想で1日をリセットする
寝かしつけ後、5〜10分だけ目を閉じて呼吸に集中する。これを続けるようになってから、眠りの質が明らかに上がりました。
「うまくできなかった今日」を引きずったまま眠るのではなく、一度リセットしてから翌日を迎えるためのルーティンです。瞑想アプリを使うとハードルが下がります。
読書で「自分の時間」を持つ
育児中は子どものペースに合わせることが多く、「自分が何かを選ぶ」時間がほぼなくなります。読書は、自分が興味を持ったことを自分のペースで進める。この感覚を取り戻すのに最適です。
1日5〜10分でいいです。寝る前でも、子どもが遊んでいる横でも。
妻と「5分共有タイム」をつくる
毎日たった5分、今日の状態をサッと共有するだけでも効果があります。
- 仕事の状況
- 家事でやったこと
- 子どもの様子
「全部ひとりで抱えている」という感覚が減り、心が軽くなります。私の場合、弱音を言いにくいと感じていた原因の一つは「共有する場がなかったこと」でした。5分の習慣がそれを解決してくれました。
1日に「やること3つ」だけ決める
タスクが多いと、それだけで心が疲れます。朝に「今日やること」を3つだけ選ぶ習慣が効果的です。
- メインの仕事 1つ
- やれたら嬉しい家事 1つ
- 子どもとの時間 1つ
全部できなくてもOK。「1日をコントロールしている感覚」が戻るだけで、安心感が生まれます。
無理しなくて済む「仕組みづくり」
メンタルを保つには、頑張り続けるより「消耗しない仕組み」を作る方が長続きします。
家事の自動化・外注を積極的に使う 食洗機・乾燥機・ロボット掃除機・時短冷凍食品・家事代行——これらは「ズル」ではなく、心を守るための投資です。機械にできることは機械に任せて、その分を子どもや自分のために使う発想が大切です。
仕事の「切り替えスイッチ」を用意する 在宅はオン・オフが混ざりやすいため、意図的な切り替えが重要です。仕事前に机を片付ける、音楽を変える、アロマを使うなど、自分なりのスイッチを作っておくと集中力が続きやすくなります。
「やらないこと」を決める しんどいときは、やめることを決める方が効果的です。夕飯の品数を減らす、完璧な掃除をしない、SNSを見る時間を減らす。必要なものだけを残すと、心に余白ができます。
心がラクになる考え方のコツ
家事は70点で十分 洗濯は畳まずカゴに入れるだけ、夕飯は冷凍食品でOK、皿洗いは夜まとめてでもOK。大切なのは「家をまわすこと」であって、「完璧にこなすこと」ではありません。
うまくできた日より、続けられた日を大切に 今日も仕事できた、子どもの相手ができた、ご飯を作れた、家族を守れた——数字では測れない努力を、ちゃんと認めましょう。在宅育児は「続けること」が何より偉いです。
完璧を目指すと折れる あれもこれも完璧にやろうとした結果、全てが中途半端になって自己嫌悪になる——私も経験しました。その日やらなくていいことを決めておく、タスクはいつやるかを決めておく。決めた日にできなくてもそれはそれでOK、くらいの気持ちで続ける方が長続きします。
つらくなったときの相談先
一人で抱え込みすぎてしんどくなったときは、早めに相談することが大切です。心が壊れてからでは回復に時間がかかります。
- 職場のEAP(従業員支援プログラム):会社が契約しているカウンセリングサービス。無料で使えることが多いです
- よりそいホットライン(0120-279-338):24時間対応の相談窓口。育児・仕事・生活の悩みを話せます
- パパ友コミュニティ・SNS:同じ状況のパパとつながるだけで孤独感が和らぎます
- 心療内科・かかりつけ医:不眠・食欲不振・強い気分の落ち込みが続く場合は早めに受診を
相談することは弱さではありません。むしろ、自分と家族を守るための行動です。
FAQ
パパのメンタルについてよくある質問をまとめます
Q. 仕事に集中できず、毎日気が落ち込みます
集中できないのはあなたのせいではなく、在宅育児の環境がそうさせています。「90分作業→5分休憩」のリズムを試してみてください。中断されてもダメージの少ない作業を午前に、集中作業を子どものお昼寝タイムに配置するのが効果的です。
Q. 妻にどう相談していいかわかりません
まずは「事実だけ」共有するのがおすすめです。「今日は仕事が詰まってる」「今日は気分が落ちてる」など、シンプルでOKです。弱音を言いにくいと感じるなら、「5分共有タイム」という形で習慣化してしまうのが一番のハードルの下げ方です。
Q. 子どもとずっと家にいてストレスが溜まります
毎日外出しなくていいです。窓際で日光を浴びるだけでも気分が変わります。週1回でいいので、公園・散歩など「外の空気を吸う時間」を意図的に作るだけで閉塞感がかなり変わります。
Q. 在宅育児で孤独を感じるのは普通ですか?
とても普通です。大人と話さない日があるのは在宅パパによくあることです。SNSでも良いので、同じ状況のパパとつながるだけで気持ちが軽くなります。
Q. メンタルケアの時間が取れません
まとまった時間は不要です。深呼吸10秒、ストレッチ1分、白湯を飲む30秒——「秒単位のケア」でも、積み重ねると効果があります。
まとめ
在宅パパのしんどさは、外からは見えにくいです。だからこそ、自分で気づいて、自分でケアする習慣が大切になります。
一人で全部完璧にこなす必要はありません。
仕組みで楽にできることは仕組みに頼る、しんどいときは正直に伝える、体を動かして気持ちをリセットする——小さな習慣の積み重ねが、毎日の余裕につながっていきます。
この記事が、在宅パパとして頑張っているあなたの、少しでも参考になれば嬉しいです😊
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