📌 この記事でわかること
- 2人目の出産で約3ヶ月のパパ育休を取ったITコンサルパパのリアルな毎日
- 取ってよかったこと・正直きつかったことを4つずつ本音で紹介
- 育休を乗り切るのに効いた「家事の仕組み化」と夫婦の情報共有術
「パパ育休って、実際どうなの?」 「仕事に穴をあけてまで取る価値はある?」
こんな迷いを抱えているパパは多いと思います。
私はITコンサルタントとして管理職をしながら、2人目の出産を機に約3ヶ月間の育児休業を取りました。
先に結論をお伝えすると、育休は”休み”ではまったくありませんでしたが、取らなかったら確実に後悔していたと断言できます。
この記事では、育休中の生活の変化、よかったこと・大変だったこと、乗り切るための工夫、そして事前に知っておきたかったお金の話まで、包み隠さず書いていきます。
結論:パパ育休は「家族の立て直し期間」でした
結論
育休の3ヶ月は、仕事中心だった生活を「家族中心」に組み替える期間でした。体力的には仕事より確実にきつい。それでも、子どもとの距離・夫婦の会話・家事スキルのすべてが、育休前とは比べものにならないほど変わりました。
2人目で育休を取ると決めた2つの理由

理由①:1人目のとき、仕事を優先して後悔したから
一番の理由は、1人目のときの後悔です。当時は仕事を優先してしまい、育児や家事を深く理解しないまま時間だけが過ぎていきました。
「このままだと、父親として大事な時間を逃してしまう」
この焦りが、今回の決断につながりました。
理由②:2人育児を妻のワンオペにしたくなかったから
産後の体で、イヤイヤ期の上の子と新生児を同時に見るのは相当な負担です。「家事も育児も妻だけが担うのはおかしい」という思いも強くありました。
正直、職場に切り出すのには少し勇気が要りました。それでも今振り返ると、取って本当によかったと思っています。
育休中の生活はどう変わった?仕事中心の頃と比べてみた
「育休=少しゆっくりできる」と思われがちですが、実際は真逆でした。仕事中心だった頃と比べると、生活はここまで変わります。
| 項目 | 仕事中心の頃 | 育休中 |
|---|---|---|
| 時間の主導権 | 自分のペースで組み立てられる | 子どものペースが最優先 |
| 睡眠 | ほぼ確保できる | 夜泣きで細切れ |
| 家事への関わり | 手伝い程度 | 料理・洗濯・掃除・買い物を毎日担当 |
| 子どもとの接点 | 朝晩の短い時間だけ | 1日中そばにいる |
| 自分の時間 | それなりにある | ほぼゼロ |
育休中の1日は、これの繰り返しでした
- 夜泣き対応で寝不足のまま朝を迎える
- イヤイヤ期の上の子と赤ちゃんのお世話を同時進行
- ごはん作り・洗濯・掃除をこなす
- 赤ちゃん返りした上の子の気持ちのケア
まさに毎日がフル稼働です。ただ、そのぶん子どもの小さな成長を毎日そばで見られたのは、仕事中心の生活では得られなかった体験でした。
大変さよりも「家族で一緒に乗り切れている」うれしさのほうが大きかったです。
パパ育休を取ってよかったこと4つ

① 子どもとの距離が一気に縮まった
普段は仕事で関わる時間が少なかった分、1日中一緒に過ごすことで、パパへの信頼度がぐっと上がりました。「パパ大好き!」と言われる回数が明らかに増えた気がします。
② 産後の妻をしっかりサポートできた
妻は産後の体調がすぐれない時期が続いたため、その間に家事と上の子の相手を私が担えたのは大きかったです。産後の一番しんどい時期に「そこにいる」こと自体に意味があったと感じています。
③ 家事スキルが「手伝い」から「担当」レベルになった
料理・洗濯・掃除・買い物を毎日こなしたことで、家事の大変さを身をもって理解しました。育休が終わってからも、言われる前に動けるようになったのは大きな変化です。
④ 夫婦の会話量が増えた
家事の分担や子育ての方針を話し合う時間が自然と増え、夫婦のコミュニケーションが大きく改善しました。
育休を振り返った「よかったこと・後悔したこと」は、育休で本当によかったこと&後悔7選でさらに詳しくまとめています。
正直、大変だったこと4つ
もちろん良いことばかりではありません。むしろ、大変だったことのほうが強く記憶に残っています。
① 夜泣きによる慢性的な寝不足
覚悟はしていたつもりでしたが、想像以上にきつかったです。わが家で実際に効いた方法は、夜泣き対策|3人育児中パパが実際に効いた4つの方法と本音で紹介しています。
② 上の子のイヤイヤ期と赤ちゃん返りが重なった
赤ちゃんのお世話をしながら、イヤイヤ期の上の子に寄り添い続けることが一番難しかったです。上の子との向き合い方は、仕事の1on1を育児に応用した上の子の赤ちゃん返り対策|「親子1on1」実践法が参考になると思います。
③ 自分の時間がほぼゼロになる
趣味や休憩の時間は、ほぼなくなります。「育休=休暇」では絶対にありません。
④ 仕事に戻れるかという漠然とした不安
育休後に仕事のペースを取り戻せるか、チームへの影響はどうか。頭の片隅には、常にこの不安がありました。復帰前にやっておくべきことは、育休復帰前にやるべき5つの準備に書いています。
振り返ってみると
どれもきつい経験でしたが、今では**「父親として必要な経験だった」**と感じています。
乗り切れたのは「仕組み化」のおかげ|ITコンサル流3つの工夫

仕事でプロジェクトを回すときは、まず「ムダな工数を減らす」「情報共有の仕組みをつくる」ところから始めます。育休中の家庭運営も、同じ考え方でかなり楽になりました。
工夫①:家事は「自動化・外注」で工数を削る
| 家事 | 取り入れたこと | 効果 |
|---|---|---|
| 買い物 | ネットスーパーに固定 | 外出の手間と時間を大幅カット |
| 掃除 | ロボット掃除機をフル活用 | 毎日の掃除の手間を削減 |
| 洗濯 | 乾燥機を使う | 干す・畳む工程を最小化 |
「全部自分でやる」をやめて、人がやらなくていい作業は機械とサービスに任せる。これだけで、子どもと向き合う時間が生まれました。
工夫②:夫婦の情報共有は「共有アプリ+朝のすり合わせ」
- 夫婦でTimeTreeを共有し、予定やタスクの抜け漏れをなくす
- 毎朝、その日の子どものスケジュールを夫婦ですり合わせる
会社でいう「タスクの見える化」と「朝会」です。情報がどちらか一方の頭の中にしかない状態をなくすだけで、夫婦間の「言った・言わない」がぐっと減りました。
工夫③:生活リズムを固定する
- 睡眠・ごはん・お出かけの時間をなるべく固定する
- 毎日できるだけ外に連れ出す(外の空気に当たった日は、夜の寝つきがよくなりました)
ポイント
「生活リズム」と「情報共有の仕組み」を整えるだけで、子どもも大人も格段に楽になります。
育休前に知っておきたかったお金のこと【体験談】
育休中の収入は、雇用保険の育児休業給付金が支えになります。ここで私が一番驚いたのは、金額よりも振り込まれるタイミングでした。
給付金は後払い。最初の入金まで2〜3ヶ月かかった
給付金は、原則2ヶ月ごとにまとめて支給される後払いです。私の場合、7月に育休を始めて、最初の振り込みは10月頃でした。つまり、約2〜3ヶ月は給与も給付金も入らない期間があったことになります。
さらに産後は、ベビー用品や通院、疲れて外食が増えるなど、思わぬ出費が重なります。正直、想定以上に貯金が減りました。
次に育休を取るなら、準備しておきたいこと
- 給付金が入るまでの数ヶ月分の生活費を、手元に用意しておく
- 育休に入る3ヶ月前ごろから家計を棚卸しして、固定費を見直す
- 給付の条件や金額は、勤務先の人事担当者に早めに確認する
なお、2025年4月からは、夫婦ともに一定期間の育休を取るなどの条件を満たすと、給付が上乗せされる「出生後休業支援給付金」も始まっています。制度は改正されることがあるため、最新の情報は厚生労働省のホームページや勤務先で確認してください。
これからパパ育休を取る人へ|準備で大事だった3つのこと
「仕事に穴をあけたくない」「周りの目が気になる」という気持ちは、よく分かります。私も同じでした。だからこそ、次の3つを早めに進めることが、職場への一番の配慮になると感じています。
- 上司には早めに伝える(理想は2〜3ヶ月前)
- 業務の引き継ぎ計画を作る(属人化している仕事ほど早めに)
- 育休中の連絡ルールを決めておく(「原則連絡なし」「緊急時のみOK」など)
特に管理職の方は、引き継ぎで悩むと思います。私が実践した方法は、育休の引き継ぎ術|管理職が実践した「属人化解消」3ステップにまとめました。
パパ育休のメリット・デメリットまとめ
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 子どもとの絆が深まる | 給付金が入るまで収入が途切れる |
| 産後の妻をサポートできる | 家事・育児の負担は想像以上 |
| 家事・育児スキルが身につく | 仕事復帰への不安が生まれる |
| 夫婦の会話が増える | 自分の時間がほぼなくなる |
| 子どもの成長を間近で見られる | ― |
デメリットも確かにあります。それでも私は、「取らなかった後悔」のほうが絶対に大きかったと思います。
よくある質問(FAQ)
よくある質問をまとめています。
Q. 男性でも育休は取れますか?
はい、取れます。法律上、男性にも育児休業を取る権利があります。子どもの出生後8週間以内に最大4週間(2回まで分割可)取れる**「産後パパ育休(出生時育児休業)」**という制度もあります。まずは就業規則を確認し、人事担当者に相談してみましょう。
Q. 育休中、給料の代わりになるものはありますか?
雇用保険に加入していれば、育児休業給付金が支給されます。目安は、育休開始から180日間が休業前賃金の67%、それ以降は50%です。ただし後払いのため、最初の入金までの生活費は準備が必要です。自分が対象になるかどうかは、勤務先で確認しておきましょう。
Q. どれくらいの期間取るのがおすすめですか?
家庭の状況によりますが、私は3ヶ月取ってちょうどよかったと感じています。産後の妻の体調、夜泣き、上の子のケア、家事への慣れを考えると、最低3ヶ月あると安心です。
Q. 育休中の社会保険料はどうなりますか?
一定の条件を満たすと、健康保険・厚生年金の保険料が免除されます。手続きは会社経由で行うのが一般的なので、人事担当者に確認しておきましょう。
まとめ:迷っているなら、まず上司への相談から
- 育休は休暇ではなく、家族中心の生活に組み替える期間
- 大変さはあるけれど、子ども・妻との関係は確実に変わる
- 乗り切るカギは家事の仕組み化と夫婦の情報共有
- お金は「後払い」前提で数ヶ月分の生活費を準備しておく
「育休はママのもの」という考えは、もう古いと感じています。育休は決して楽ではありません。でも、「父親として生きている」という実感を得られる、かけがえのない時間になります。
迷っているなら、まずは上司に「育休を考えている」と一言伝えるところから始めてみてください。
この記事が、育休を考えているパパの背中を少しでも押せたらうれしいです。ご質問・ご感想は、コメント欄からお気軽にどうぞ。
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